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「日曜日のICHIGOWORKS」の記録。

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Good Old Market Vol.2 イベントレポート

美観地区にリトル総社がやってくる!ya ya ya!

総社をベースに活躍する「ビンテージ好き」を共通点を持つ4人の女性店主を中心にしたイベント「Good Old Market」。前回はベースである総社での開催だったとのことですが、今回は更なる可能性を求めて、倉敷美観地区「日曜日のICHIGOWORKS」での開催を選んで頂きました。さらにパワーアップした内容で、カフェ、生花店、アーティスト、農家さんを加えた8アカウントでの共同開催。総社のカルチャーとなりつつある、ハンドクラフトやカフェを基にした各アカウントの個性が上手くミックスされたイベントとなりました。雨上がりの美観地区(途中でぱらついた雨はご愛敬)を総社カルチャーに染める?そんなパワーに引き寄せられたくさんのご来場者でにぎわった一日でした。

朝採れセロリは「セロリの概念を覆す」?「メゾンやまて」

「農ガール」?そんなワードでは、言い表せないお野菜愛!

中心メンバーの一人「メゾンやまて」さん は総社の山手でお野菜を栽培する農家さん。前回は集めていた古道具などを出品していたらしいのですが、本気で語れるのはやっぱり手塩にかけて育てている「お野菜」。前回の開催で他のメンバーの商品に対しての思い入れやこだわりを目の当たりにして、今回は本業である新鮮なお野菜をたくさん出品していただきました。「メゾンやまて」さんはインスタグラムでも、農作業の様子やお野菜を美味しくいただけるレシピを紹介、わりとポップに農ライフを発信されています。がしかし、毎日がお野菜中心、それこそ曜日も関係なく作物に向き合わないといけないお仕事。その根本には「お野菜を美味しく食べてほしい」という深~いお野菜愛?ともいえる強い信念を感じる作り手さんです。

「サラダかぶ」と「朝採れセロリ」

今回は、皮ごといただけるジューシーな「サラダかぶ」と収穫が始まったばかりの、「朝採れセロリ」が主な商品。セロリを使ったお惣菜「セロリとミックスビーンズのツナマヨサラダ」も限定販売。【私も頂きましたが、これは大好きなお酒(ハイボール)にベストマッチ】サラダかぶとセロリはお客様へ試食も用意して、そのお味を試していただきました。

観光地「美観地区」でセロリを持ち歩く人がいる謎現象が生まれる。

当初は、観光地でもある美観地区でお野菜が売れるのか?という心配がありましたが、ふたを開けると大盛況!ご試食していただくと「え?ナニコレ」「今まで食べてたモノと違う」。近隣や地元のお客様だけでなく、観光で訪れた方にも好評を頂いました。今日は倉敷で宿泊で生のお野菜はちょっと、というお客様の中には、「お惣菜を購入して、ホテルで頂くわ」と購入いただくケースも。普段スーパーに並ばないような1株まるままをリュックで背負って帰られたり、オシャレなかごバックで持ち帰られたり。謎にセロリを持ち歩く人が美観地区で散見されるという現象を生み出していましたね。

野菜愛溢れる「メゾンやまて」さんの情報はこちらから

セロリが終われば、夏場はプチトマトやズッキーニなど夏野菜が採れるとのこと。日々の農園の様子や、お野菜のレシピなど。見ているだけでも楽しい「メゾンやまて」さんのInatagramを要CHECK!ぜひFOLLOWをお願いします。

今回の感想は「みんなのICHIGOWORKS」に「メゾンやまて」さんのインタビューとして掲載しています。

独自のセレクト眼で古着を再定義!「セレクト古着ハナ」

Good Old MarketVol.2 美観地区開催へのきっかけ

今回のイベントを開催することになった始めのご縁は、こちら「セレクト古着ハナ」の店主ハナさんにマルシェでお声掛けしたことがきっかけ。サラリーマン時代、服飾に携わっていたこともあり、どうしても「洋服屋さん」には目が行く管理人。大量生産、大量廃棄というアパレルの不都合な真実を目の当たりにしてきた人間にとっては、古着を一枚いちまい、その背景や成り立ちを調べて自筆でタグを作成していることに、とても感銘を受けました。「トレンド」という名のもとに、毎シーズン新しいモノを買ってもらうことに邁進してきた過去、果たして洋服一枚にそれほどの想いを持てていたのか?という自省もあり、ぜひハナさんにICHIGOWORKSへ出店してもらいたいと思ったことがきっかけです。お仲間であるGood Old Marketメンバーを引き連れて来ていただき、今回の開催に至ったわけです。

~系に縛られない、セレクト眼。

ハナさんのセレクトは果たして何系?っていう縛りを感じないのが素敵なのかな?と思います。ショッピングモールやアウトレットににあふれかえっている洋服はどれも、「どこかで見た気がするモノ」ばかり、それが~系というセグメントで並んでいる感じですが。そうではない、強いて言えば「ハナさん系」。手の込んだ織柄や刺繍モノなどを中心にジャンルを問わず、セレクトしてある面白み。ご来店されるお客様も、いろんなファッションをされていて、エッセンスとしてハナさんのセンスを取り入れたいお客様が多いのかな?と感じました。

古着に新たな命を吹き込む演出家

古着は一度、誰かが手放したモノです、当たり前ですが。経路が違えばゴミになっていた洋服たちです。その洋服たちの背景を調べ、コーデを考えて新たな価値を加え、新しいオーナーのもとへつなげる。今はやりの言葉で言えば「サスティナビリティ」というヤツですが、そんな主義主張というよりは、「洋服が好き」という純粋なハートが、新しい価値を作っているような気がします。そこに共鳴したファンともいえるお客様が増えていくんだろうな?と感じた一日でした。

ハナさんセレクトのお洋服はどこで買えるの?という方はこちらから

「セレクト古着 ハナ」のInstagramはこちらから。

メルカリ 「セレクト古着 ハナ」からは直接購入可能です!

今回の感想は「みんなのICHIGOWORKS」に「セレクト古着ハナ」さんのインタビューとして掲載しています。

ヴィンテージボタンを自然なオシャレに昇華する「Mayuu アクセサリー」

バイプレイヤーに主役に。

ボタンって洋服の世界では、付属品という扱いです。要はオマケみたいな意味。ただ、ボタン一つで洋服の雰囲気がガラッと変わることも多いんですよね。生地やシルエットが気に入っても、ボタンが残念な感じだと洋服自体が締まらない。映画やドラマの世界でも、名脇役、名バイプレイヤーと言われる役者さんが出演することで作品が際立つことも多いですよね。そんなボタンをアクセサリーとして主役に昇華した「Mayuu アクセサリー」さん。特に古いお洋服のボタンはデザインも効いてて、オシャレなモノが多い。ピアスやイヤリングを中心にヴィンテージの雰囲気を活かしたアクセサリーは、“上品だけじゃ物足りない”、“みんなと一緒は嫌”そんな女子のわがまま心をも満足させるアイテムたちです。

ヴィンテージチェーンのネックレスに注目!

今回のイベントに合わせて制作されて、シルバー、ゴールドのチェーンネックレス。イチオシアイテムでしたね。

テクスチャーの違うチェーンをバランスよくつなぎ合わせたネックレス。これから薄着になっていく季節。首元のアクセントが夏場のファッションにはとても重要。無地のカットソーなどにはとても相性が良さそう。〇ニクロや〇Uの洋服も高見え間違いなしの抜群な存在感でした。イベント終盤には、出店者様が買い求めている場面も。

ハナさんの古着と、相性抜群。

今回のイベントを通じて見られたのが、ハナさんの古着エリアとアクセサリーエリアを行ったり来たりするお客様の姿。どちらもヴィンテージテイストという共通点もあり、相性がいいのは当然の事。ハナさんとの古着とのトータルコーデ、アクセサリーから古着の提案など。お互いの共通のお客様が多い事が垣間見られました。こういう風景もこのイベントならでは?出店者様が互いにリスペクトし合っているからこそ成り立っている。このイベントの特殊なところなのかもしれません。

Mayuuさんのアクセサリーまさに「ICHIGO一会」

すべてハンドメイドで制作されている「Mayuu アクセサリー」は、少量しか作れない為、出会いは一期一会。こまめに情報をCHECKしておくことをおススメします。また修理などの対応も可能とのこと。DMなどでお問い合わせを。

「Mayuu アクセサリー」インスタグラムはこちら

今回の感想は「みんなのICHIGOWORKS」に「Mayuu アクセサリー」さんのインタビューとして掲載しています。

ヴィンテージラグで場内を演出。「Rug.Jewel」

圧倒的な存在感の引き立て役

今回のGood Old Marketの会場において、各出店者様の商品を演出していたのが「Rug.Jewel」さんのラグの数々。すべて手織りの唯一無二のラグたちによって、あえて余白を残したICHIGOWORKSのシンプルな内装が、一瞬にして特別なセレクトショップに様変わり。各スペースにあわせてチョイスしていただいたラグは、圧倒的な存在感がありながら、商品や空間を引き立てる不思議な名バイプレイヤーといったところ。古着アクセサリーカフェ空間。そしてお野菜までも、ワンランク上に引き立てられる不思議な魅力を持ったアイテムです。中東やってきたラグが、なぜか倉敷の町屋にもしっくりと溶け込む。それは、時を経ても魅力を失わない「ヴィンテージ」という共通点がそうさせるのではないでしょうか?

日常に彩を加えるラグコースター。

今回のメイン商品は、ラグをリメイクしたミニコースターや、サークルラグ。ヴィンテージのラグは実はとても高価なものが多いのですが、こういった小物になれば手軽に楽しめます。使い方はアイディア次第、普通にコースターとして使うだけではもったいない。観葉植物に合わせたり、小物と合わせてディスプレーしたり。それだけで、雰囲気が変り、目にも楽しい空間に仕上がりますね。個人的には、よく行方不明になるスマホの定位置として置いておくのもいいなぁ。素敵な場所だと帰ってきたくなりますよね?放浪癖のあるスマホくんも。どれも一つとして同じものがない一点モノの輝きをお手頃価格で手に入れられる、非常にコスパの高い、贅沢なアイテムだと思います。

イベントオーガナイザーとしての店主順子さん。

商品だけでなく、人物としても「Rug.Jewel」さんの店主 順子さんの魅力にも触れざるを得ない。このイベントの成り立ちは当初、「セレクト古着のハナさん」との話から、発展して共通点の多そうな「Mayuuさん」 と 「メゾンやまて」さんに「rug.jewel」さんの店主 順子さんが声掛け、意気投合してスタートしたとのこと。つまりは Good Old Marketの生みの親ともいえるイベントオーガナイザーとしてのお顔も。イベント開催中も、他の出店者様の様子を伺ったり、細かい配慮をされているところを垣間見ました。すべてを抱擁する順子さんの雰囲気が、このイベントの和気あいあいとした空気感を醸し出しているのだと感じました。

撮影やイベントでラグをレンタルしたい!

Rug.Jewelさんのインスタグラムはこちら

コースターなどの小物についてもDMにてお問合せ下さい。「カクレミノ」さんでも販売中!

カクレ総社カリーで全総社がひとつになる?「カクレミノ」 & 「うえまる農園」

人気のカフェが作るカリーは裏切るはずがない。

今回カフェを出店していた真備町で営業されている「カクレミノ」さん。このイベントの為にスペシャルコラボカリー「カクレ総社カリー」を提供してくださいました。「メゾンやまて」のセロリ、ライスには「うえまる農園」のサフランを使用。カリーのあとくちを爽やかにリセットするサフランティー付き。

食レポは苦手なので、多くは語りません。「うまい」に決まっています。牛すじはホロホロ、「メゾンやまて」のセロリは食感を残すくらいに程よく溶けてカリーの味に深みをプラス。「うえまる農園」のサフランライスもしっかりとカリーを受け止める香り高さ。このひと皿に総社が凝縮されたカリー、お店では食べれないらしく、再販を強く希望しておきます。

生産者とカフェが直につながる総社の強み

大げさではなく、このカリーに総社の強みを感じずにはいられないのです。「メゾンやまて」さんや「うえまる農園」さんのような生産者、とそれを一皿に仕上げる「カクレミノ」さんが直接つながっているは、農業も盛んな総社という地理的要因、カフェ文化的な下地がないとありえないはず。総社の強みが凝縮したうまみが「カクレ総社カリー」の隠し味なのかもしれません。

ほっこりカフェタイムは「カクレミノ」さんへ

カクレミノさんインスタグラムより

カリー以外にイベントスペシャルなコーヒーやシフォンケーキも間違いないおいしさ。お店の雰囲気も抜群なカクレミノさんへはこちらから。ランチタイムは前日までの予約が必要とのこと。

サフランってこんな植物だったの?「うえまる農園」さん

「うえまる農園」さんインスタグラムより

コラボカリーに爽やかな香りを加えた「うえまる農園」さんのサフラン。黄色いスパイスとしてしか認識が無かったのですが、こんな植物だったんですね。個人的にはサフランティーの爽やかさが、意外というか、とっても印象に残りました。

お米も作ってらっしゃるので、サフランライスがそのまま作れるセットも販売してました。キューブ状のお米が可愛らしい、パッケージもオシャレで、カレー好きのお友達へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。

「うえまる農園」さんインスタグラムはこちら

みんな大好き!今が見ごろなミモザを使ったWS。「HUMUS」さん

春先に、はかなげに咲くミモザの花。ちょうど開花の時期に入って来ているようです。可憐で柔らかい雰囲気、これからの春を告げるような元気な黄色のお花、ミモザを使ったフラワードーム作りのワークショップを「HUMUS」さんに開催していただきました。

どれひとつ同じなものが出来ない、魅力あふれるフラワードーム。

ワークショップに参加された方は、皆さん真剣な様子でフラワードーム作りに取り組んでおられましたね。出来上がった作品は、それぞれ個性的で、魅力的。ミモザの魅力をそれぞれのフィルターを通して切り取っていく、とてもクリエイティブで楽しい時間となったことでしょう。

コーヒーも飲める総社のオシャレな生花店。

「HUMUS」さんインスタグラムより

今年7月にオープンしたオシャレな生花店「HUMUS」さん。店主さんは音楽好きな様子。インスタのキャプションに書いていらした

キースリチャーズが言うてました
『ロックはあるけどロールはどうした?』

僕はお花の世界でロックしてロールしてやろう思います

「HUMUS」さんインスタグラムより

ってテキストに心奪われました。(注:キースリチャーズとは管理人にとってもHEROなギタリスト)

オシャレでロックな生花店。「HUMUS」さんへはこちら。

「HUMUS」さんインスタグラムはこちら

人生激変アドバイザーが描くマーブルアート。「mindQ」~もりのatelier~

イベント会場をマーブルアートで演出してくれた「mindQ」~もりのatelier~こと もりまなみさん。人生激変アドバイザーという肩書も持つ彼女。今回のイベントに合わせて「ヴィンテージ」をテーマにした作品を制作、展示。

ふるきよきシリーズ-【天鵞絨】びろうど-
ポルトガルの「veludo」が由来の織物の名称から付けられた深い緑。

異なるカルチャー同士が混ざり合い織りなす心地好い癒し。

もりまなみ/人生激変アドバイザー💁🏼‍♀️のインスタグラムより

行動力が半端ない彼女に注目‼

アート、アートワークショップだけでなく、「もりまなみを囲む会」なるイベントも行う彼女。とにかく元気で行動力が半端ない!そんな彼女の今後に注目‼ 「一体何人の人生を激変させるのか?」

もりまなみ/人生激変アドバイザー💁🏼‍♀️のインスタグラムはこちら。

過去最長のイベントレポート。

Good Old Market Vol.2 内容が満載だけに、イベントレポートも過去最長のロングバージョンでお届けしました。多々課題や改善点もございましたが、各出店者様が思っていたことをある程度、実現できたとすればと、私たち「日曜日のICHIGOWORKS」としてもうれしい事です。

「好きこそものの上手なれ」

今回のイベントで強く感じたのは女性店主さんたちの商品への想いや、イベントへの熱意。そして「総社愛」?。商売として取り組まれている中でも、やはり「好き」というピュアな気持ちは、行動に直結する、そして結果をも変えていくという事。最上級のモチベーションであるという事を、8人の出店者様の姿から再確認させていただきました。「日曜日のICHIGOWORKS」としても、皆さんの「総社愛」に負けない「倉敷愛」「美観地区愛」をもって取り組んでい行きたいと心に誓い、レポートを締めくくります。

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